「江戸っ娘」は一般社団法人東京アグリ研究協会の登録商標です。
(登録第5951078号商標)
- 「江戸っ娘®」は一般社団法人東京アグリ研究協会のオリジナルブランドです。「江戸っ娘®」は東京都産のコメのPR,当社団の青梅試験地で収穫したコメの出荷販売 (2018年以降は玄米30㎏袋単位が主) などに使用します。「江戸っ娘」は東京都杉並区荻窪にある「森田屋米店」で取り扱いをしていただいています。米の生産環境などは「東京アグリ青梅試験地圃場の立地」をご覧ください。
左の図は梅花模様の精米1kg袋 (現在は進物用など限定的な販売に使用 ) で,この米袋の裏面には下記のような表示がしてあります。
以下に,上に示した表示ラベルの意味についてお知らせしておきます。
「東京都産コシヒカリ」のように表示ができない。
全国で唯一,東京都には農産物検査法に基づいて農林水産省が指定するコメの産地品種銘柄がありません。米穀検査(東京都の場合の登録検査機関は一般財団法人日本穀物検定協会)を受けることは可能ですが,「産地,品種」の証明が得られないため,「東京都産コシヒカリ」のような表示ができません。検査は現在では「任意」のため,未検査は違法にはなりませんが,生産者の多くは受検するメリットを感じていないのが実態です。
「未検査米」
米穀検査を受けない場合は「未検査米」となり,JAS法に基づく「玄米及び精米品質表示基準」による「産地,品種,産年」のいわゆる3点セットが表示できません。今年刈取りしたのに「これ新米です」と言えないのです。
「複数原料米」
未検査米は単一品種であっても「複数原料米」と表示をしなくてはいけません。消費者の方々から見ると,「未検査米」,「複数原料米」など何か怪しい文字が並んでいますが,これが東京都産米の実態です。ただ,産地については生産者が直接米を販売する場合には「東京都産」と表示枠外に記載できます。
「米トレーサビリティ制度(米穀等の取引等に係る情報の記録及び産地情報の伝達に関する法律)の遵守」
上述のように,東京都産米は表示上の制約要件はありますが,一般社団法人東京アグリ研究協会は一生産者として, 出荷記録の作成,記録の保存,産地の伝達など米トレーサビリティ制度の取組みを行ない,安心をお届けします。